ニュースチャンプルー

個人の遺伝子に合わせた治療と発病リスクを抑えるテーラーメイド医療-日本における課題と薬剤師への期待とは-

Pocket
LINEで送る



ヒトゲノムの解析が進み、病気のかかりやすさや体質に遺伝子情報が関係していることがわかってきました。

これによって、医療の現場でもその人の個性を考慮した治療が期待されます。

今後の医療を変えるであろう「テーラーメイド医療」についてご紹介します。


テーラーメイド医療とは?


オーダーメイド医療ともいい、洋服をオーダーメイドするように、医療でも個人に合わせて治療しようという考え方です。

疾患のかかりやすさや体質、薬の効果には個人差がありますが、これらは「遺伝子情報」の違いによるもの。

テーラーメイド医療とは個人の遺伝子情報を調べ、疾患の予防や治療に役立てるためのものです。


テーラーメイド医療のメリットは?


遺伝子を調べることで、その個人により効果的な治療をできるのが最大のメリット。

薬による副作用も遺伝子が影響してくるので、治療に使う薬の選択にも役立ちます。

また、遺伝子によって今後発病しやすい疾患もわかるので、「発病後の治療」ではなく「発病させないための治療(予防的治療)」を重視していくことができます。

たとえば生活習慣病も、個人によって発病のリスクは異なるもの。

あらかじめリスクを知っておくことで生活習慣の改善の指標にもなり、病気にかかりにくい生活をすることができますね。


テーラーメイド医療が抱える課題


一方、テーラーメイド医療には課題もあります。

まず日本では、海外に比べまだまだ遺伝子診断を有効に活用する体制が整っていないこと。

保険適用が認められる遺伝子疾患は少なく、検査できる機関も多くありません。


もう一点は遺伝子上のリスクを知ることで、その後の就職や結婚に影響を及ぼす恐れがあることです。

特にまれな遺伝子疾患の場合、日本ではその後のフォローがなされていない状況があります。

遺伝子情報を知ることができても十分に活かしきれない今の状況の改善が課題といえますね。


期待される薬剤師の役割


薬の効果や副作用にも遺伝子の型が影響することが解明されてきました。


がん治療では薬を投与しないとその効果が出るかどうかがわからず、相性が悪ければ効果は出ずに副作用に悩まされる結果になることもありました。

今後研究が進めば、投与前に副作用が出にくく効果のある薬の選択を実現できるようになるでしょう。


薬剤師の役割も、ただ医師の処方した薬を調合するのみでなく、医師と連携しその人にとって最も効果のあるものを選び出すという役割が期待されます。




【おすすめ記事】
多汗症の原因と治療法を知れば改善できる!ミョウバンで臭い対策も!
飲む日焼け止めの日本製「ノーブ」が発売で話題に!効果や副作用は?
インナードライ肌の改善方法はスキンケアの成分と時間が重要!




スポンサーリンク



Pocket
LINEで送る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。